ブラックコンテンポラリー(その他表記)black contemporary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ブラック・コンテンポラリー
black contemporary

1960年代に登場したソウル・ミュージックは,しだいに黒人の連帯を喚起するメッセージ性を失い,ダンス音楽化するとともに,より軽いタッチのリズムと,洗練された音を求めるようになった。それを宣伝用のキャッチ・フレーズとしてこう呼ぶことがあった。

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世界大百科事典(旧版)内のブラックコンテンポラリーの言及

【ジャズ】より

…サックス)らは相次いで電気楽器と複合リズムを取り入れたグループ活動を開始した。またマイルス・グループの外側にあって,これに触発された優れた音楽家クインシー・ジョーンズQuincy D.Jones(1933‐ )は,リズムを中核とした演奏に新しい方向を見いだし,のち〈ブラック・コンテンポラリーblack contemporary music〉と呼ばれる黒人色の強いポピュラー音楽を開拓した。一括してフュージョンと呼ばれたこれらの新しい〈ジャズ〉は,黒人のリズム感覚を大幅に取り入れ,8ビート,16ビートといったリズムを中心に,電気楽器とアコースティック(非電化)楽器のブレンドによって,ひろくアピールしたが,よほどの新機軸がない限りマンネリ化は避けられない。…

※「ブラックコンテンポラリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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