ブラックコンテンポラリー(その他表記)black contemporary

デジタル大辞泉 の解説

ブラック‐コンテンポラリー(black contemporary)

1970年代後半以降流行した、洗練された都会的・現代的なスタイルソウルミュージック黒人的なあくを抜いた聴きやすさと踊りやすいリズム特徴ブラコン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

ブラック・コンテンポラリー
black contemporary

1960年代に登場したソウル・ミュージックは,しだいに黒人の連帯を喚起するメッセージ性を失い,ダンス音楽化するとともに,より軽いタッチのリズムと,洗練された音を求めるようになった。それを宣伝用のキャッチ・フレーズとしてこう呼ぶことがあった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

音楽用語ダス の解説

ブラック・コンテンポラリー[black contem-porary music]

略してブラコン。R&Bジャズブルースなどの伝統的ブラック・ミュージックと異なり、都会的で洗練されたブラック・ミュージックの総称。'70年代にレコード会社によって創作された言葉

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のブラックコンテンポラリーの言及

【ジャズ】より

…サックス)らは相次いで電気楽器と複合リズムを取り入れたグループ活動を開始した。またマイルス・グループの外側にあって,これに触発された優れた音楽家クインシー・ジョーンズQuincy D.Jones(1933‐ )は,リズムを中核とした演奏に新しい方向を見いだし,のち〈ブラック・コンテンポラリーblack contemporary music〉と呼ばれる黒人色の強いポピュラー音楽を開拓した。一括してフュージョンと呼ばれたこれらの新しい〈ジャズ〉は,黒人のリズム感覚を大幅に取り入れ,8ビート,16ビートといったリズムを中心に,電気楽器とアコースティック(非電化)楽器のブレンドによって,ひろくアピールしたが,よほどの新機軸がない限りマンネリ化は避けられない。…

※「ブラックコンテンポラリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android