日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブランリー」の意味・わかりやすい解説 ブランリーぶらんりーEdouard Branly(1844―1940) フランスの物理学者。アミアン生まれ。父が教授をしていたサン・カンタンのリセ、高等師範学校(エコール・ノルマル・シュペリュール)に学び、1873年学位を取得。1875年高等中学校の教師となり、ついでパリのカトリック研究所物理学教授。1890年、一種の検波器を考案した。それは金属粉末の電気伝導性が電波の到来で増すことを利用したもので、のちに「コヒーラー」cohéreurと命名された。イギリスのロッジがこれを改良するなど、無線通信技術発達の先駆的役割を果たした。[山崎俊雄][参照項目] | 検波器 | ロッジ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例