日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブルドン」の意味・わかりやすい解説 ブルドンぶるどんEugène Bourdon(1808―1884) フランスの発明家。パリ生まれ。絹、眼鏡、機械組立てなどの工場に働いたのち、1835年パリに機械製作工場を創設し、計器の発明で有名となった。もっとも有名な計器は1849年に特許取得した「ブルドン管」である。これは圧力を測定する管や容器に直接取り付ける圧力計で、簡便なため、ボイラー、機関、ポンプや配管系の蒸気・ガスや液体の圧力の指示に広く普及した。復水器(1848)、空気時計、速度計、蒸気ポンプ(1857)の発明、高速列車の空気抵抗に関する実験なども知られる。[山崎俊雄][参照項目] | 圧力計 | 速度計 | 復水器 | ポンプ 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のブルドンの言及 【ドローン】より …西洋音楽では古くから大別して以下の三つの意味がある。(1)保続低音しか出せず,他の楽器や歌の伴奏にのみ用いられる素朴なバッグパイプ,(2)バッグパイプやハーディ・ガーディなどの低音管(弦),(3)多声音楽における保続低音(オルゲルプンクト,ドローン・バス,ブルドンともいう)。持続的に低音を奏することは非欧米音楽にも広く見られる。… ※「ブルドン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by