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復水器 ふくすいきcondenser; steam condenser

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

復水器
ふくすいき
condenser; steam condenser

凝縮器の一種。蒸気冷却して水に戻す (復水) 装置。蒸気原動機の復水器は排気を冷却復水して,その背圧を下げて,出力および効率を高めるとともに復水を回収することを目的とするのが普通である。大別すると表面復水器混合復水器とになる。混合復水器は排気と冷却水とが直接混合するもので,これには噴射復水器とエゼクタ復水器とがある。表面復水器は直径の小さい多数の管を用い管内に冷却水を流し,管外に蒸気を復水させるもので,冷却水と復水とは混合せず,復水は純粋であり,かつ高度の真空を得ることができるので蒸気原動所において広く用いられている。

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百科事典マイペディアの解説

復水器【ふくすいき】

水蒸気からその潜熱を奪って液化させる装置。蒸気タービンの排気の冷却に用いられ,排気圧を大気圧よりずっと低い圧力まで下げ,タービン出力を著しく高めることができる。
→関連項目コンデンサー熱交換器

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世界大百科事典 第2版の解説

ふくすいき【復水器 steam condenser】

一般に,蒸気相にある物質からその潜熱を奪って液化させる装置をコンデンサーcondenser,または凝縮器というが,凝縮する蒸気が水蒸気の場合,とくに復水器という。復水器の最大の用途は蒸気原動所における蒸気タービンの排気の復水で,復水器を置くことによって,タービン排気を大気圧よりずっと低い復水器真空で引くことができるうえ,復水はきわめて良質の蒸留水であるのでボイラー用給水として循環使用することができる。

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大辞林 第三版の解説

ふくすいき【復水器】

蒸気機関で、一度動力として用いた水蒸気を冷却して凝固させるとともに、機関内圧力を大気圧以下に保つ働きをする装置。コンデンサー。凝汽器。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

復水器
ふくすいき

水蒸気(蒸気)を冷却して水に戻す装置。とくに蒸気機関では二つの目的で使用される。一つは機関から排出された蒸気を水に戻すことによって、圧力を大気圧以下に下げることができ、機関出力が著しく大きくなるためである。もう一つは冷却して水になった蒸気(復水)は、蒸留水と同様にたいへん良質の水となるため、これを回収して再利用するのに使われる。復水器は本体と空気抽出器、復水ポンプ、冷却ポンプからなる。本体には蒸気と冷却水が直接接触しない表面復水器と、直接接触混合する形式があるが、蒸気機関ではほとんど表面復水器が用いられる。表面復水器は蒸気の入る胴と、その中に多数の冷却水の通る管を設けたもので、蒸気は冷却管の表面で水に戻り、復水だめに集められる。復水器内部が蒸気だけであれば、冷却水の温度が30℃程度で、胴内の圧力はほとんど真空(0.04気圧程度)になる。しかし、もし空気が入っていると圧力が低くならず、蒸気機関の出力も大きくならない。そのために空気抽出器で絶えず復水器内の空気などの不純ガスを取り除く。復水だめに集められた復水は復水ポンプでボイラーに戻される。[中山秀太郎]

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