ブルーシフト

化学辞典 第2版 「ブルーシフト」の解説

ブルーシフト
ブルーシフト
blue shift

青方偏移ともいう.スペクトル線または吸収帯が短波長側にずれること.長波長側にずれる場合のレッドシフトに対する用語溶液吸収スペクトルでは,溶媒の種類,温度によって吸収帯の位置がかわる.濃度によってもかわることがある.ブルーシフトもレッドシフトも相対的なものであるから,条件の明示が必要である.置換基によって吸収帯がシフトするときは,普通,母体分子の吸収位置が基準になる.この場合,ブルーシフトさせる効果を浅色効果という.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「ブルーシフト」の意味・わかりやすい解説

ブルーシフト
blue shift

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブルーシフトの言及

【赤方偏移】より

…赤色偏移またはレッドシフトともいい,スペクトル線の波長が,ある種の原因によって長波長側にずれることをいう。これと逆に短波長側にずれることを青方偏移blue shift(ブルーシフト)という。化学における例として,無極性溶媒中の溶質のスペクトルは溶媒の屈折率が増すと一般に長波長側にずれる現象がある(溶媒効果)。…

※「ブルーシフト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む