改訂新版 世界大百科事典 「ブロラ」の意味・わかりやすい解説 ブロラVlorë アルバニア南部,ブロラ湾に臨む港町で,同名県の県都。人口14万8821(2003)。2世紀にアウロナAulonaの名で知られた古代都市の近くに建てられた町で,5世紀には主教所在地として言及されている。ビザンティン帝国,一時ベネチアに領有され,16世紀末から20世紀初頭までオスマン・トルコの支配下にあった。1912年のアルバニアの独立はこの町で宣言された。石油,果物,塩の輸出港で,セメント,タバコ,皮革,食品の工場があり,漁業も盛ん。郊外に海水浴場,空港がある。執筆者:直野 敦 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ブロラ」の意味・わかりやすい解説 ブロラ アルバニア南西部,アドリア海岸のジリ・イ・ブローラス湾に臨む港湾都市。イタリア名はバロナValona。アルバニア第一の良港で,クツォベ油田から送油管が通じる。1912年アルバニア独立宣言の地。1914年―1920年,1939年―1943年イタリアに占領された。7万9513人(2011)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by