プラスチック印刷(読み)プラスチックいんさつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラスチック印刷」の意味・わかりやすい解説

プラスチック印刷
プラスチックいんさつ

プラスチックフィルムやシート,あるいはチューブ,缶,瓶などに施す印刷。おもに商品の商標や宣伝文などを印刷するもので,それぞれの商品価値を高め,美化するためである。日本では,1957年頃から行われ,紙の印刷に次ぐ大きな印刷媒体となった。プラスチックのうち印刷の対象になるのは,おもに塩化ビニルポリエチレンで,ほかにポリエステルサラン,ポリアミド系などがある。フィルム状のものにはグラビア印刷,フレキソグラフ印刷,シート状のものにはシルクスクリーン印刷,ゴム版印刷,また成型品の場合はオフセット印刷,シルクスクリーン印刷が主で,特に凹凸のあるものには静電印刷を施す。これらの印刷に使われるインキに,溶剤と特殊樹脂を適当に組合せることによって,プラスチックの表面によく接着し,乾燥が早く,多色印刷も印刷後の加工も容易にできるのが特色

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む