岩石学辞典 の解説 プレーナイトパンペリアイト相 クームスによってニュージーランドのオタゴ地方の片岩の研究で作られたもので,ローモンタイトは存在しない.この相では沸石がほとんどなくなり,プレーナイトやパンペリアイトが出現し,プレーナイト─パンペリアイト─石英の組合せが特徴となる[Coombs : 1960, 1961].この相は沸石相と緑色片岩相の中間の条件の相で,パンペリアイトは藍閃石片岩相にも出現するが,クームスはパンペリアイトが出現せずに緑簾石のみを含んでいるものを緑色片岩相とした[Coombs : 1960]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報