プロキシ・サーバー(読み)ぷろきしさーばー(その他表記)proxy server

翻訳|proxy server

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プロキシ・サーバー」の意味・わかりやすい解説

プロキシ・サーバー
ぷろきしさーばー
proxy server

内部ネットワーク企業イントラネットなど)と外部ネットワーク(インターネット)を接続する際に、内外を仲介する役割を担う代理コンピュータ、またその機能を実行するソフトウェア。「プロキシ」とは、英語で「代理」の意味。

 プロキシ・サーバーを設置することでアクセスを一元管理できるため、内部ネットワークのコンピュータへの外部からの不正アクセス攻撃を遮断したり、あるいは内部から特定の外部サイトへのアクセス禁止などが可能となる。また一度読み込まれたデータを一時的に保存するキャッシュ機能などにより高速化も実現できる。企業にとって、社内と外部のネットワークを安全に接続するために、不可欠な技術となっている。

[編集部]

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「プロキシ・サーバー」の解説

プロキシサーバー

社内ネットワークとインターネットとの接続地点で、社内クライアントからのリクエストを代行して両者通信を中継するアプリケーションProxyとは「代理」の意味。インターネットから社内ネットワークへの不必要な通信は遮断する一方、社内ネットワークからインターネットに関してはユーザーやアプリケーションを特定してアクセス制御を行なう。FTPTelnetGopherなどのプロキシサーバーもあるが、単にプロキシといった場合、HTTPでの通信を中継する「HTTPプロキシ」を指すことが多い。プロキシサーバーの通信代行以外の機能としては、読み込んだデータを一時的に保存する「キャッシュ」が挙げられる。たとえばHTTPプロキシでは、ユーザーがアクセスしたWebページを保管しておくことで、2回目以降のアクセスが高速化される。

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パソコンで困ったときに開く本 「プロキシ・サーバー」の解説

プロキシサーバー

プロバイダーや企業が所有している中継用のサーバーです。プロキシサーバーで通信内容をチェックしてセキュリティを守る、誰かがアクセスしたウェブサイトのページを次の人はプロキシサーバーからすばやく受信できるようにする、などの用途で使われます。
⇨キャッシュ、サーバー

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

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