プロブレマティカ(読み)ぷろぶれまてぃか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プロブレマティカ」の意味・わかりやすい解説

プロブレマティカ
ぷろぶれまてぃか
[学] Problematica

化石のなかには、絶滅種で現生生物中に類縁がなく、系統的な位置の不明のものがある。また化石は生物体の一部しか残らないのが普通で、そのため全体像がわからず所属を決めかねるものもある。なかには、生物の遺物か、生物と関係ないものかさえわからないものもある。古生物学では研究上これらを一括してプロブレマティカとよんでいる。たとえば古生代から中生代三畳紀までの地層中に多数みつかる微小な化石コノドントは、長くその所属が議論されてきた。やっと原始的な魚類である無顎(むがく)類に属する動物の一部であることがわかったが、これと別の見解も主張されている。アメリカの石炭系から出土するタリモンスターTullimonstrum gregariumは、体長20センチメートルに及ぶ動物であるが、現生のものに類縁がなく、いまだに所属が明らかでない。

[藤山家徳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

最新 地学事典 「プロブレマティカ」の解説

プロブレマティカ

problematica

岩石中に産出する模様あるいは物体で,その起原が生物によるものか無機的なものか不明のもの。疑わしい化石,quasi-fos-silという語もある。明らかに生物とは無関係なものは偽化石という。

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参照項目:偽化石

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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