普及版 字通 「ヘイ・つかう」の読み・字形・画数・意味
17画
(異体字)
10画
[字訓] つかう
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(へい)。はの初文であるが、〔説文〕にを収めず、字条二下に「なり」また次条のにも「なり」という。この二字は単用の例がなく、(へいほう)と二字連用し、〔爾雅、釈訓〕に「は掣曳(せいえい)するなり」とあって、悪事に誘引することをいう。〔山海経、海外西経〕に「封」、〔大荒西経〕に「」という前後両首の怪獣の話がみえ、互いに引き合うので進退しがたいものだという。〔詩、周頌、小〕に「予(われ)を蜂すること(なか)れ」とあるのも、その語であろう。金文に・(へい)の字があって祝の儀礼を示し、王を輔弼する意に用いる。は(へい)の声義を承けるところのある字であろう。言は祝、彳(てき)は道路においてする意である。
[訓義]
1. つかう、つかい。
2. 、ひきあう。
3. 字はまた・に作る。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ツカヒ 〔字鏡〕 ツカヒ・ユク
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報