ヘイ・ビョウ・うきくさ・よもぎ

普及版 字通 の解説


12画

(異体字)
15画

[字音] ヘイ・ビョウ(ビャウ)
[字訓] うきくさ・よもぎ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は(へい)。〔説文〕十一上に「(うきくさ)なり。水艸なり。水に從ふ」とし、「は亦聲なり」とする。艸部一下に字をに作り、「なり」と訓する字があり、また字条一下に「(うきくさ)なり。根無くして、水にびて生ずるなり」とあって、は同字。の繁文とみてよく、は後増の字であろう。漂泊の意に用いる。

[訓義]
1. うきくさ、みずくさ、かがみぐさ。
2. と通じ、よもぎ。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 水上なり。宇岐久佐(うきくさ) 〔和名抄 字は亦たに作る。宇久佐(うきくさ) 〔名義抄 アハス・ウキクサ/ ウネ・ワタス

[語系]
biengは同声。byengと声近く、いちめんに水面を覆う意から名をえたものであろう。

[熟語]

[下接語]
・孤・新・翠・青・楚・断・池・転・白・漂・浮・流・旅

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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