ヘト・アラ(読み)ヘト・アラ(その他表記)Hetu ala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘト・アラ」の意味・わかりやすい解説

ヘト・アラ(赫図阿拉)
ヘト・アラ
Hetu ala

中国,清朝の太祖ヌルハチ (奴児哈赤)居城遼寧省撫順南東旧址がある。この付近が清朝発祥の地といわれ,ヌルハチが明の万暦 31 (1603) 年に築城し,天命4 (19) 年にジャイフィヤン (界藩) に移るまでの間,ここを拠点として活躍した。高句麗古城を利用したともいわれる山城で,小規模であった。太宗ホンタイジ (皇太極)のとき,興京 (こうきょう) と改名されたが,のちに興京の名はさらに東の町に移されて城は興京老城と呼ばれた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 皇太極

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む