ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘトゥム」の意味・わかりやすい解説
ヘトゥム
Hethum I; Haithon; Getoom
[没]1272
キリキアの小アルメニア王 (在位 1224~69) ,アジア旅行家。 1254年モンゴルのモンケ (蒙哥)に朝貢のため出発。ボルガ河畔にバトゥ (抜都)をたずねたあと,北回りで9月 13日大ハンの宮廷に到着,翌日謁見した。 11月1日に帰途につき,天山の北から西トルキスタンを通って,55年7月に帰国した。その見聞は同名のアルメニアの歴史家の著作に詳しい。
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