ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘバーデン」の意味・わかりやすい解説
ヘバーデン
Heberden, William
[没]1801.5.17. ロンドン
イギリスの医師。 1748年ロンドンで開業。初めて天然痘と水痘を区別し,狭心症を正確に記載。また肝疾患,じんま疹,はしか,淋疾について研究したほか,雨量や寒気とロンドン市民の健康の関係を観察,痛風やリウマチ,喘息についても独自の見解を発表した。現在でも,結節を伴う関節リウマチや狭心症はヘバーデン病,骨関節炎でみられる指端の結節様隆起はヘバーデン結節とも呼ばれている。
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