ヘバーデン(その他表記)Heberden, William

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘバーデン」の意味・わかりやすい解説

ヘバーデン
Heberden, William

[生]1710.8. ロンドン
[没]1801.5.17. ロンドン
イギリスの医師。 1748年ロンドンで開業。初めて天然痘水痘を区別し,狭心症を正確に記載。また肝疾患,じんま疹,はしか,淋疾について研究したほか,雨量や寒気とロンドン市民の健康の関係を観察,痛風やリウマチ喘息についても独自の見解を発表した。現在でも,結節を伴う関節リウマチや狭心症はヘバーデン病,骨関節炎でみられる指端の結節様隆起はヘバーデン結節とも呼ばれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android