化学辞典 第2版 「ヘプチルアルコール」の解説
ヘプチルアルコール
ヘプチルアルコール
heptyl alcohol
C7H16O(116.20).CH3(CH2)5CH2OH.1-ヘプタノールともいう.炭素数7の脂肪族飽和アルコールで,直鎖状,末端炭素にヒドロキシ基をもつものをいう.工業的には,エテンをチーグラー触媒で三量化してヘキセンとし,これをオキソ合成でヘプチルアルコール(異性体混合物)に変換すると得られる.無色の液体.融点-34.0 ℃,沸点176.2 ℃.0.8191.1.4223.エタノール,エーテルに可溶,水に微溶.ソフト型合成洗剤,界面活性剤,可塑剤,医薬品,化粧品などの合成原料として用いられる.[CAS 111-70-6]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報