ヘロデス・アルケラオス(その他表記)Hērōdēs Archelaos

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘロデス・アルケラオス」の意味・わかりやすい解説

ヘロデス・アルケラオス
Hērōdēs Archelaos

[生]前22
[没]後18
ユダヤサマリア,イドマエア (イドマヤ) の領主 (在位前4~後6) 。アルケラオスとも呼ばれる。聖書名アケラオ。ヘロデ大王の子。父王の死後,弟のアンチパス,末弟のピリポ (フィリッポス) との領地争いが起こり,前4年ローマ皇帝アウグスツスから領地の保全を認められた。しかし王名を冠することは許されず,領主とされた。その治世がきわめて残忍であったため,ユダヤ,サマリアの住民から直訴され,6年ローマで裁判にかけられてガリア流刑。ユダヤはローマの属州となった。聖母マリアがイエス・キリストを連れて,ガリラヤナザレに移り住んだのも彼を恐れたためと記されている (マタイ福音書2・22) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む