普及版 字通 の解説
9画
[字訓] いしばり・いましめ
[説文解字]
[字形] 形声
声符は乏(ぼう)。乏に泛・(へん)の声がある。〔説文〕九下に「石を以てを刺すなり」とあり、石鍼(せきしん)をいう。腫(ようしよう)を破るときに用いる。兪(ゆ)は(癒)の初文で、盤(舟)と余とに従い、余は把手(とつて)のある針の形。これで膿漿(のうしよう)を破り、盤に移しとるのである。・(愉)・は余に従い、針によって治療することをいう。病を治療するように、心を戒めることをもいう。
[訓義]
1. はり、いしばり、いしばりをうつ。
2. いましめ、いましめる、ただす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ヤキイシ 〔立〕 ヤキイシ・イシバリ
[熟語]
割▶・頑▶・灸▶・愚▶・骨▶・剤▶・▶・針▶・鍼▶・石▶・俗▶・薬▶
[下接語]
割・攻・鍼・痛・能
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報