20世紀西洋人名事典 の解説
ヘンリー・エドワード アームストロング
Henry Edward Armstrong
1848.5.6 - 1937.7.13
英国の化学者,教育者。
元・ロンドン化学会会長,元・中央研究所化学教授。
リューイシャム(ロンドン)生まれ。
英国王立化学学校でホフマンなどに学び、1870年ライプチヒ大学のコルベのもとで学位を得る。帰国して1884年新設の中央研究所(1907年国立理工科大学と改称)の化学教授となり、’11年引退。ロンドン化学会長をつとめ、英国化学界の大御所として化学と工業の推進の主導権を握ると共に、一般の科学と教育の発展に尽力した。ベンゼンの構造説やナフタリンの構造と反応に関する研究で知られ、分子の空間構造が結晶構造を規定すると考えX線回析法を予想した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報