20世紀西洋人名事典 「ヘンリー・C.ラッセル」の解説
ヘンリー・C. ラッセル
Henry Chamberlaine Russell
1836 - 1907
オーストラリアの天文学者,気象学者。
元・シドニー天文台台長。
1858年シドニー大学卒業後、翌1859年からシドニー天文台助手となり、1870〜1905年には同天文台台長を務める。この間、1886年に王立学会会員に選出されたほか、1891年にはシドニー大学副学長も兼任。オーストラリアにおける科学・技術教育の確立に尽力し、1890年にアルゴ座η星雲の写真を初めて撮影に成功したことで知られるほか、多くの気象観測所を設置するなどシドニー天文台の活動を拡大した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報