ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベザ版聖書手写本」の意味・わかりやすい解説 ベザ版聖書手写本ベザばんせいしょしゅしゃほんCodex Bezae ベザ・ケンブリッジ写本ともいう。記号はD。5世紀頃に書かれたと推定される新約聖書大文字綴本写本。カルバンの友人 T.ベザが 1581年ケンブリッジ大学へ寄贈したところからこの名がある。内容は4福音書と『使徒行伝』で,ギリシア語テキストとラテン語の翻訳があり,おそらく西方で書かれたと思われる。パピルス写本,バチカン写本,シナイ写本,エフラエム再録写本とは字句の相違があり,貴重な資料。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by