ベセラ(その他表記)Francisco Becerra

改訂新版 世界大百科事典 「ベセラ」の意味・わかりやすい解説

ベセラ
Francisco Becerra
生没年:1545ころ-1605

スペインの建築家。トルヒーリョ生れ。16世紀のラテン・アメリカにヨーロッパの建築理論や工法,技術,様式を直接に伝えた。修道会政府に属さず一個の民間人として働いた最初人物。1573-80年メキシコに滞在し,プエブラ大聖堂(1575)等を設計。エクアドルキトに滞在後,82年からペルーリマクスコの両大聖堂を設計。プラテレスコ様式よりも純粋ルネサンス理論に基づく作品を残した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 加藤

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android