ベダリアテントウ(英語表記)Rodolia cardinalis; Vedalia beetle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベダリアテントウ」の意味・わかりやすい解説

ベダリアテントウ
Rodolia cardinalis; Vedalia beetle

鞘翅目テントウムシ科。体長 3.5~4mm。体は半球形,橙赤色で,前胸背後部,上翅縫合線上の縦条および各翅の前後にある斑紋は黒い。背面は黄白色の微毛におおわれる。下面は大部分黒色で,腹部周縁は広く橙赤色である。肢の腿節は大部分が黒色。オーストラリア原産であるが,ワタフキカイガラムシ (→カイガラムシ ) の有力な天敵で世界各地に導入された。日本にはアメリカ合衆国から導入されて定着した。本州,四国,九州,台湾などに広く分布している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大山のぶ代

1936- 昭和後期-平成時代の女優,声優。昭和11年10月16日生まれ。昭和32年俳優座養成所をでて,テレビ界にはいる。NHKの「ブーフーウー」で声優としてみとめられ,54年テレビアニメ「ドラえもん...

大山のぶ代の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android