改訂新版 世界大百科事典 「ベッテル湖」の意味・わかりやすい解説 ベッテル[湖]Vättern スウェーデン第2の湖で,面積1912km2。幅30km,北北東~南南西に136kmと細長く,この方向は基盤岩の破砕帯に支配されている。湖面標高88m,最大水深31m。約1万年前に氷河前縁にできた湖である。イェータ運河で西はベーネル湖からイェーテボリへ,東はモータラ川Motalaälvaを経てバルト海に通じる。周囲は農地と森林で,南にスモーランドSmåland山地がある。付近には航空機,自動車,織物などの重・軽工業の町がある。湖南端のイェンヒェーピングが中心地である。執筆者:太田 昌秀 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by