改訂新版 世界大百科事典 「ベーネル湖」の意味・わかりやすい解説 ベーネル[湖]Vänern スウェーデンおよびスカンジナビア半島最大の湖。面積5568km2,最深98m,湖面標高44m。約1万年前の氷床の前縁にできた湖で,当時はこの湖を経てバルト海と北海が通じていた。今はこのルートにイェーテ運河がつくられている。ノルウェー領からいくつかの川が流入し,南西のイェータ川から流出して,イェーテボリで北海へ注ぐ。周辺はモレーン(氷堆石)地形で農地と森林が混じり,古くから工業が盛んで,付近にウラン,鉛,亜鉛の鉱山がある。執筆者:太田 昌秀 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by