イェータ運河(読み)イェータウンガ

デジタル大辞泉 「イェータ運河」の意味・読み・例文・類語

イェータ‐うんが【イェータ運河】

Göta kanal》スウェーデン南部を東西に貫く運河イェーテボリからベーネルン湖ベッテルン湖を経由し、北海バルト海を結ぶ。全長約190キロメートル。19世紀に完成イョータ運河ヨータ運河

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百科事典マイペディア 「イェータ運河」の意味・わかりやすい解説

イェータ運河【イェータうんが】

スウェーデン南部,カテガット海峡側のイェーテボリとバルト海岸のセーデルシェピングを結ぶ運河。イェータ川,ベーネル湖,ベッテル湖などを利用,全長約385km。運河部分は全長約88km,幅約15m,深さ3m,1832年に完成。同国南部工業地帯の動脈として重要。
→関連項目イェーテボリベッテルン[湖]ベーネル[湖]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イェータ運河」の意味・わかりやすい解説

イェータ運河
イェータうんが
Göta Kanal

スウェーデン南部を横断し,ベーネルン湖をバルト海に結び,さらにイェータ川でエーテボリからストックホルムへの内陸航路を可能とする運河。ベッテルン,ベーネルンなどの大小の湖沼を連結し,全長 384km,そのうち 88kmが人工運河である。 1607年に西半が,1832年に全部が開通した。深さ 3m,底幅 15mであるため大型船舶は通行できない。水の高低により 58ヵ所に水門が設けられ,特に滝のあるトロルヘッタンでは落差 50mを水門の開閉により水量を調節し,船を通す。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「イェータ運河」の意味・わかりやすい解説

イェータ運河
いぇーたうんが

イョータ運河

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世界大百科事典(旧版)内のイェータ運河の言及

【イェーテボリ】より

…市の中心街にはグスタブ・アドルフ広場を中心に古い建造物が立ち並び,オランダ風の運河など17世紀の都市景観をのこしている。18世紀に繁栄期を迎え,19世紀には同市を基点とするトロルヘッテ運河,イェータ運河を経てバルト海とも結ばれ,また鉄道・道路網等の交通の要所として,19世紀末には近代的都市に成長した。現在,スカンジナビア屈指の造船業のほか,ボールベアリング,自動車工業など重工業を中心としたスウェーデン第2の工業都市であり,世界に知られた自動車会社ボルボVolvoの本社がある。…

【ベッテル[湖]】より

…約1万年前に氷河前縁にできた湖である。イェータ運河で西はベーネル湖からイェーテボリへ,東はモータラ川Motalaälvaを経てバルト海に通じる。周囲は農地と森林で,南にスモーランドSmåland山地がある。…

【リンヒェーピング】より

…12世紀に司教座が置かれ,中世には大商業都市であったが,1700年の大火以来しばらく振るわなかった。しかし1832年イェータ運河が全通して以後復活した。街は美しく,中心部にはスウェーデンの代表的彫刻家C.ミレス(1875‐1955)の手になる噴水と彫像がある。…

※「イェータ運河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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