最新 地学事典 「ベンディゴ鉱床」の解説
ベンディゴこうしょう
ベンディゴ鉱床
Bendigo deposit
オーストラリア南東部ビクトリア州にある造山型金鉱床。下部オルドビス系Sandhurst層のタービダイトが北北西を軸とする平行な背斜・向斜を繰り返し,褶曲後,デボン紀後期花崗閃緑岩が貫入。鉱床は背斜の頂部に発達する鞍状鉱脈。鉱体は主に4本の背斜軸に集中し,5km×15kmの範囲に無数。1枚の鞍は片翼長最大100m,軸方向の最大延長2km。垂直方向には深度1kmの間に15枚の鞍がほぼ等間隔に配列する例もある。鉱石は含金石英で,鞍の主体をつくるラミナ状石英と,これを切る脈状石英があり,ともに肉眼金を含む。鉱化作用は455~410Maの広域的な変形に伴う。1851年砂金を発見,70年には山金採掘も開始。1954年終掘までの本地域の総産出金量680t,うち150tは砂金。
執筆者:矢島 淳吉・渡辺 寧
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

