知恵蔵 「ペイオフ全面解禁」の解説 ペイオフ全面解禁 預金の全額保護の特例が1996年から段階的に終了し、預金者保護の範囲が限定されたこと。ペイオフ本格実施ともいう。ペイオフとは、金融機関が破綻した際に、1金融機関1預金者当たり、定期預金や利息付き普通預金等の元本1000万円までとその利息額を「保険金」として預金保険機構が支払う制度のこと。ペイオフが解禁される以前は、金融機関が破綻しても預金の全額が保護されていた。しかし、2002年4月から定期預金等は全額保護の対象外となり(ペイオフ一部解禁)、さらに05年4月から普通預金等も全額保護の対象外となった。もっとも、無利息、要求払いなどの要件を満たす決済用預金は全額保護の対象となっている。 (吉川満 (株)大和総研常務理事 / 2007年) 出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報 Sponserd by