ペプチド固相合成法(読み)ペプチドこそうごうせいほう(その他表記)solid phase peptide synthesis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ペプチド固相合成法」の意味・わかりやすい解説

ペプチド固相合成法
ペプチドこそうごうせいほう
solid phase peptide synthesis

ペプチドやオリゴ DNAなど基本構成単位 (ペプチドではアミノ酸,DNAではヌクレオチド) が鎖状に連なった高分子化合物の合成法の一つ。溶媒に不溶の樹脂にアミノ酸をエステルの形で固定し,このアミノ末端に次々とアミノ酸を結合させ,最後に樹脂から切り離してペプチドを合成する。自動的に行う装置も市販されている。 R.B.メリフィールドが開発した (1963) のでメリフィールド法ともいわれる。のち,DNA合成にも応用された。この方法でアミノ酸数百以上のポリペプチドも合成されているが,通常は 30~50残基までのものに適用される。短時間で長鎖ペプチドが合成できるすぐれた方法である。しかし,中間体の精製が行えないため,ときどき生成物の精製が困難になるのが欠点であり,そのための改良法がいろいろ工夫されている。特に固相法でつくったペプチド断片を溶液内でつなげる折衷法は,さらに高分子量の蛋白質合成法として期待される。

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