ペルメル(その他表記)Pall Mall

翻訳|Pall Mall

デジタル大辞泉 「ペルメル」の意味・読み・例文・類語

ペル‐メル【Pall Mall】[地名]

英国の首都ロンドン中心部、ウエストミンスター特別区にある街路セントジェームズパーク北側トラファルガー広場とセントジェームズ宮殿を結ぶ。名称は、チャールズ2世が球技ペルメルを楽しんだ場所であることから。

ペル‐メル(pall-mall)

古くヨーロッパで行われた打球戯。クロッケー前身といわれ、標的目がけてつえで球を打ち、標的に当たるまでの打数勝敗を競った。元来は、フランスで、羊飼いの杖でボールを打つ遊び。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペルメル」の意味・わかりやすい解説

ペル・メル
ぺるめる
Pall Mall

イギリスの首都ロンドン中心部、ウェストミンスター区にある街路名。セント・ジェームズ公園の北側沿いに、セント・ジェームズ宮殿からトラファルガー・スクエア(広場)西端近くまで通ずる。チャールズ2世が古い球技のペル・メルpall-mallを楽しむために設けた街路で、現在はロンドンの社交クラブ地区として有名。

井内 昇]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のペルメルの言及

【ホッケー】より

…しかし,ホッケーの発祥地は,ヨーロッパ,西アジア,南アメリカなどに求められ,定説はない。近世初期には,アルゼンチンでチュエカchueca,イングランドでカンブカcambuca,スコットランドでシンティshinty,イタリアでパラマリオpallamaglio,英語のペルメルpallmall,フランスでジュ・ド・マイjeu de mailと呼ばれるホッケー系の競技が行われていた。そして,19世紀中ころイギリスにホッケーのクラブが現れ,1886年にはホッケー協会が結成されてルールが整備され,近代ホッケーが幕を明けた。…

※「ペルメル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android