ホイップクリーム(読み)ほいっぷくりーむ(その他表記)whipped cream

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホイップクリーム」の意味・わかりやすい解説

ホイップクリーム
ほいっぷくりーむ
whipped cream

クリーム乳化したもので、whip creamとも表記される。またクレーム・シャンティイcrème chantilly(フランス語)ともいう。洋菓子の飾りや、菓子中身に詰めたりして、使用範囲は広い。作り方は、冷やしておいた生クリームをボウルに入れ、氷水を入れた大きめのボウルの上にこれをのせて生クリームを冷やしながら、絶えず攪拌(かくはん)して泡立てる。使用の目的によって、そのまま菓子の飾りにしたり、さらに固く泡立て、絞り出し器に入れて菓子の上に好みデコレーションをする。

[小林文子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のホイップクリームの言及

【クリーム】より

…コーヒーや料理用である。(2)ホイップクリーム 乳脂肪分40~45%の高脂肪製品である。ホイップ(泡立て)用で,洋菓子の製造に用いられる。…

【ケーキ】より

…絞出しは,絞出袋と種々の形と大きさの口金を用いてクリーム類などを絞り出し,線や形を作り出すもので,デコレーションケーキには欠かせない技術である。コーティングや絞出しに用いられるおもなクリーム類には,生クリームに砂糖を加えて泡立てたクレーム・シャンティイ(ホイップクリーム),バターに卵,砂糖を加えたバタークリーム,生クリームにチョコレートを溶かし混ぜたガナーシュ,それにウェディングケーキの装飾などに用いるグラス・ロアイヤル(粉砂糖と卵白にレモン汁か酒石酸を加えて練り混ぜたもの)などがある。洋菓子【辻 静雄】。…

※「ホイップクリーム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android