氷水(読み)コオリミズ

デジタル大辞泉 「氷水」の意味・読み・例文・類語

こおり‐みず〔こほりみづ〕【氷水】

飲み水に氷を入れて冷たくしたもの。
こおりすい」に同じ。 夏》「日焼顔見合ひてうまし―/秋桜子
[類語]ウオーター生水浄水蒸留水水道水上水井戸水地下水雨水うすい雨水あまみず天水降水冷や水冷水温水呼び水誘い水

ひ‐みず〔‐みづ〕【氷水】

氷をとかした水。氷を入れた水。
「扇の風もぬるし、―に手をひたし」〈・一九二〉

こおり‐すい〔こほり‐〕【氷水】

削り氷に蜜・シロップなどをかけたもの。かきごおり。こおりみず。

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精選版 日本国語大辞典 「氷水」の意味・読み・例文・類語

こおり‐みずこほりみづ【氷水】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水に氷を加えたもの。また、氷のようにつめたい水や氷の張った水。冷水(れいすい)。ひみず。
    1. [初出の実例]「こをり水をふいてあたためてすみを筆にぬって」(出典:玉塵抄(1563)五三)
    2. 「岐阜団扇(うちわ)に風を送り、氷水に手拭を絞り呉れるまでになっては」(出典風流仏(1889)〈幸田露伴〉一〇)
  3. 江戸後期、夏に売られた、白糖や白玉を加えた冷水。
    1. [初出の実例]「氷水(コホリミヅ)あがらんか冷(ひゃっこ)い、汲立てあがらんか、冷い」(出典:滑稽本浮世風呂(1809‐13)四)
  4. 氷を細かく削って、蜜や果汁、シロップなどをかけたもの。また、果汁、シロップなどを入れた器に削った氷を盛ったもの。こおりすい。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「氷水を估る者は彩燈を照らし」(出典:横浜新誌(1877)〈川井景一〉夜店)
    2. 「帰りに山嵐は通町で氷水を一杯奢った」(出典:坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉二)

ひ‐みず‥みづ【氷水】

  1. 〘 名詞 〙 氷をとかした水。また、氷を入れた水。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「いみじう暑き昼中に、〈略〉ひ水に手をひたし」(出典:枕草子(10C終)一九二)

こおり‐すいこほり‥【氷水】

  1. 〘 名詞 〙こおりみず(氷水)

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飲み物がわかる辞典 「氷水」の解説

こおりみず【氷水】


氷を入れて冷やした飲み水。

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