改訂新版 世界大百科事典 「ホウリー」の意味・わかりやすい解説 ホウリーal-Khawrī生没年:1892-1964 レバノンの政治家。マロン派キリスト教徒。法律を学び弁護士となる。第1次大戦中エジプトに亡命するが,大戦後はフランス委任統治府に仕えた。1927-28年に首相となる。32年に憲法が廃止されるや〈立憲ブロック〉党を創設し,憲法回復を目ざしてフランスと闘った。43年9月イスラム教徒との連携のもとで共和国大統領に選出された。49年大統領に再選されるが,52年9月再選後,彼に敵対するようになったシャムウーンによって行政腐敗の責任を追及され退陣を余儀なくされた。著書に《レバノンの真実》3巻(1960-61)がある。執筆者:木村 喜博 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by