百科事典マイペディア 「【ほ】【き】内伝」の意味・わかりやすい解説 【ほ】【き】内伝【ほきないでん】 南北朝〜室町時代の初期陰陽道の天文暦数の書。5巻。《金烏玉兎集》とも。安倍晴明に仮託されるが祇園社(八坂神社)に関連する者の偽作らしい。中天竺の吉祥天源王舎城の牛頭天王が,巨旦大王の妨害に苦しみながらも,蘇民将来の助力を得て,后をめとるという筋を源流に,天文暦数の百科辞書的な項目をそれに関係づけている。《続群書類従》第31輯上所収。江戸時代に版を重ねた《【ほ】【き】抄》3巻は仮名書き抄出書。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報