ホザキノナナカマド(読み)ホザキノナナカマド(その他表記)Sorbaria sorbifolia var. stellipila

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホザキノナナカマド」の意味・わかりやすい解説

ホザキノナナカマド(穂咲七竈)
ホザキノナナカマド
Sorbaria sorbifolia var. stellipila

バラ科の落葉低木。ユーラシア大陸の冷温帯に広い分布をもち,日本では北海道に多く,本州中北部の温帯林内にややまれに生える。高さ数mに達する。葉は8~11の小葉から成る羽状複葉で,ナナカマドに似ている。小葉は披針形重鋸歯があり,下面と若枝に星状毛がある。夏に,多数の白色または淡紅色の小花を穂状に咲かせる。萼,花弁とも5枚,おしべは多数あって花弁よりも長い。果実は乾いた 蒴果で裂開し,中に多数の種子がある。寒冷地では観賞用に栽植し,生け花にも用いる。葉の形がナナカマドに似ているが,果実はナナカマドのような核果ではなく,別の亜科とされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む