最新 地学事典 「ホットスポット玄武岩」の解説
ホットスポットげんぶがん
ホットスポット玄武岩
hot spot basalt
ホットスポットに産する玄武岩の総称。プレート内玄武岩(intraplate basalt, within plate basalt),海洋島玄武岩(oceanic island basalt, OIB)もほぼ同義。主にソレアイト・アルカリ玄武岩・かすみ岩等からなる。初生マグマ組成はピクライト質であり,対応するマントルポテンシャル温度は中央海嶺玄武岩などよりも100℃程度高い。中央海嶺玄武岩や島弧玄武岩と比べると,HFS元素に富み,同位体組成やLIL元素・揮発性元素は海嶺玄武岩と島弧玄武岩の中間的な組成をもつことが多い。3He/4He比が高いことから,始原的なマントルに由来する成分をもつことが考えられ,一方,鉛同位体比等からは,沈込みスラブに由来する成分を含む場合があることが推定されている。
執筆者:佐藤 博明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

