岩石学辞典 「ホットスポット玄武岩」の解説 ホットスポット玄武岩 ホット・スポットに産出する玄武岩の総称.プレート内玄武岩,海洋島玄武岩などとほぼ同意義.主にソレアイト・アルカリ玄武岩,霞岩などからなる岩石である.中央海嶺玄武岩や島弧玄武岩に比べると,HFS元素に富み,同位体組成やLIL元素,揮発性元素は海嶺玄武岩と島弧玄武岩の中間的な組成をもつことが多い.始原的なマントルに由来する成分をもつことが考えられ,沈み込みスラブに由来する成分を含む場合がることも推定されている.プレート内玄武岩(intraplate basalt),海洋島玄武岩(oceanic island basalt)などはほぼ同様のものである[地学団体研究会 : 1996]. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報