現代外国人名録2016 「ホルヘリナレス」の解説
ホルヘ リナレス
Jorge Linares
- 職業・肩書
- プロボクサー WBC世界ライト級チャンピオン
- 国籍
- ベネズエラ
- 生年月日
- 1985年8月22日
- 出生地
- バリナス
- 経歴
- ボクサーの父の影響を受け、幼少時からボクシングに親しむ。ベネズエラのジュニア選手権で5連覇を果たすなど、アマチュアでの戦績は144勝6敗。16歳で帝拳ジムと契約し来日。2002年12月日本でプロデビュー。2004年1月ウーゴ・ソト(アルゼンチン)を降しWBAフェデラテンスーパーバンタム級王座を獲得、8月にはレナン・アコスタ(パナマ)を破ってWBAフェデラテンフェザー級王座を奪取し、WBAフェデラテン王座の2階級制覇を達成した。2005年5月ハビエル・ソテロ(コロンビア)に2回KO勝ちし、WBAフェデセントロフェザー級王座を獲得。2007年7月WBC世界フェザー級暫定王座決定戦で、同級1位のオスカー・ラリオス(メキシコ)に10回TKO勝ちし、暫定王座を獲得。その後、右肩の故障で2008年5月に予定していた2度目の防衛戦を中止、減量にも苦しんだ末、8月2階級制覇を目指して王座を返上。11月WBA世界スーパーフェザー級王座決定戦でワイベル・ガルシア(パナマ)に勝利し、日本ジム所属の選手としては史上6人目の2階級制覇を達成。2009年6月初防衛、デビュー以来27連勝を飾る。9月には6階級制覇の元世界王者で、プロモーターになったオスカー・デラホーヤ(米国)と契約。10月2度目の防衛戦でファン・カルロス・サルガド(メキシコ)に1回TKO負けを喫し、王座陥落。2010年7月WBAフェデラテンライト級暫定王座戦に勝利。2011年10月WBC世界ライト級王座決定戦で、同級1位のアントニオ・デマルコ(メキシコ)と闘うが11回TKO負け。2012年3月WBC世界ライト級挑戦者決定戦でセルヒオ・トンプソン(メキシコ)に2回TKO負け。2013年11月3階級制覇を目指し、WBA世界ライト級王者リチャード・アブリル(キューバ)に挑戦する予定だったが、アブリルの怪我のために中止となる。2014年12月WBC世界ライト級王座決定戦でハビエル・プリエト(メキシコ)を4回KOで下して3階級制覇を達成。2015年10月まで2度の防衛に成功。通算戦績は、40勝(27KO)3敗。174センチの右ボクサーファイター。弟のカルロス・リナレスも帝拳ジム所属のプロボクサー。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報