ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホルモン農薬」の意味・わかりやすい解説 ホルモン農薬ホルモンのうやく 昆虫のホルモンを害虫駆除に利用しようというもの。他の生物に対して毒性をもたないこともあり「第3の殺虫剤」として脚光を浴びている。昆虫の変態はいろいろなホルモンの拮抗作用によるもので,そのうちのあるものを制御すれば成虫化を阻止することができる。たとえば幼若ホルモンを施用すると変態が乱れて徐々に死亡する。ただ,速効性がないことと虫の発育時期によって効力に差異があるなど,未解決な課題も多く残されている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by