最新 地学事典 の解説
ホワイトマウンティン・マグマシリーズ
White Mountain magma series
米国中北部ニューハンプシャー~バーモント・メインに広く分布する,おそらく石炭紀前期の深成岩・火山岩。アパラチアの変成岩・花崗岩を抜きかつ覆う。火山岩では流紋岩・安山岩・玄武岩の溶岩と火砕岩。深成岩は主に珪長質の岩株と環状岩脈。後者の78%は黒雲母花崗岩とアルカリ花崗岩(アルカリ角閃石を伴う),20%が閃長岩質,残りがアルカリ閃長岩からモンゾナイト・閃緑岩・斑れい岩を含む。主要な黒雲母花崗岩と石英閃長岩は,それぞれ火山岩の石英斑岩,粗面岩に化学組成上対応。環状岩体が多く,コールドロンに伴うものが多い。R.A.Daly(1914)が初めてストーピング説を立てたのは,Ascutmey Mt.のこのシリーズの岩株の観察から。参考文献:R.W.Chapman et al.(1935) Am.Min., Vol.20
執筆者:端山 好和
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

