普及版 字通 の解説
16画
[字訓] いらか・むながわら
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(夢)(ぼう)の省文。〔説文〕十二下に「屋棟なり」とあり、その瓦をいう。〔釈名、釈宮室〕に「屋脊をと曰ふ。は(おほ)ふなり。上に在りて屋を(ふもう)するなり」とする。その両端を標(ひよう)といい、そこに霊鳥奇獣の形を作って、呪禁とする。わが国の鯱(しゃち)飾りにあたる。
[訓義]
1. いらか、むながわら。
2. むね。
3. 萌と通じ、めばえ。
[古辞書の訓]
〔和名抄〕 伊良加(いらか) 〔名義抄〕 イラカ・ムネ 〔字鏡集〕 イラカ・ヤノムネ
[熟語]
宇▶・棟▶・標▶・▶
[下接語]
雲・華・綺・高・朱・・層・雕・鎮・棟・飛・連
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報