日本大百科全書(ニッポニカ) 「ボゴスロフ島」の意味・わかりやすい解説 ボゴスロフ島ぼごすろふとうBogoslof アリューシャン列島東部、ウムナク島北方43キロメートルにある火山島。水深約1600メートルの海底からそびえる無人の活火山島である。アメリカ合衆国アラスカ州に属す。ロシア領時代の1768年に小島の存在が発見され、以後1951年までに10回噴火し、5回は新島を生じた記録がある。しかし爆発と波食で破壊され、現存するのは、有史以後最初の1796年の噴火(安山岩)と1926~1927年の噴火(玄武岩)でできた主島(標高46メートル)と、1883年の噴火(玄武岩)でできた小島である。[諏訪 彰] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例