ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボノンチーニ」の意味・わかりやすい解説
ボノンチーニ
Bononcini, Giovanni Battista
[没]1747.7.9. ウィーン
イタリアの作曲家。音楽家の家系に生れ,チェロを学び,1687年ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂のチェリスト,同年サン・ジョバンニ聖堂の楽長。 91~98年ローマに住み,オペラ『セルセ』で作曲家として認められ,99~1711年ウィーンでオペラ作曲に専念したが,20年イギリス王立音楽アカデミーの監督としてロンドンに招かれ,ヘンデルとオペラの優位を争う論争を起した。その後 1730年代初期にはパリ,40年代にはウィーンに移って『テ・デウム』を作曲した。主作品はオペラ『ポリフェモ』 (1702) ,『グリセルダ』 (22) 。
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