ボルダの振り子(読み)ボルダのふりこ(その他表記)Borda's pendulum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボルダの振り子」の意味・わかりやすい解説

ボルダの振り子
ボルダのふりこ
Borda's pendulum

重力加速度 gの絶対測定のために,1790年 J.ボルダが考案した振り子。細い金属線に重い金属球をつるした実体振り子で,相当単振り子の長さが容易に算出できる。したがって,この振り子の周期を測定して,gの値が求められた。その後 gの絶対測定にはケーターの可逆振り子が用いられた。最近は鉛直に立てた真空のガラス管の中を自然落下する物体が2つの高さの標点を通過する時刻測定値から gを算出するようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 可逆振り子

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む