ボロンツォフ・ベリヤミノフ(読み)ぼろんつぉふべりやみのふ(その他表記)Борис Александрович Воронцов-ВельЯминов/Boris Aleksandorovich Vorontsov-Velyaminov

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

ボロンツォフ・ベリヤミノフ
ぼろんつぉふべりやみのふ
Борис Александрович Воронцов-ВельЯминов/Boris Aleksandorovich Vorontsov-Velyaminov
(1904―1994)

ソ連およびCIS天文学者エカチェリノスラーフ(現、ウクライナ共和国ドニプロペトロフスク)に生まれる。1925年モスクワ大学を卒業、同大学の天体物理学研究所に入り、1934年にモスクワ大学教授となる。1962年ソビエト科学アカデミー(現、ロシア科学アカデミー)からブレディキン賞を授与される。1930年にトランプラーとは独立に、星間物質が星の光を吸収することを示し、天体間の距離測定を正確に定めることに貢献した。ガス状星雲新星の研究、観測を行い、また、青白色星系列の研究でも知られる。1959年に相互作用している特異銀河カタログ(VVカタログとよぶ)をまとめ、1962年には3万個以上の広範な銀河目録を作成した。

[編集部 2023年6月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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