ボンスレー家(読み)ボンスレーけ(その他表記)Bhonsle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボンスレー家」の意味・わかりやすい解説

ボンスレー家
ボンスレーけ
Bhonsle

インドマラータ王国の創始者シバージー家系。その子孫プーナ根拠とする王国首長となったが,18世紀に入ると実権は世襲的な宰相 (→ペーシュワー ) に奪われ,王国は 1818年マラータ戦争の結果,イギリスに滅ぼされた。またその一族は第3代宰相バーラージー・バージー・ラーオ (在任 1740~61) の時代に中央インドのナーグプルで半独立的な政権を立てた。これはマラータ戦争後,イギリスと軍事保護条約を結んだが,53年イギリス領に併合された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android