ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボージャ1世」の意味・わかりやすい解説
ボージャ1世
ボージャいっせい
Bhōja I
[没]885
北インド,プラティーハーラ朝第7代の王 (在位 836頃~885) 。ミヒラの別名でも知られる。父の時代に南のラーシュトラクータ朝に敗れて一時衰えたが,彼が 836年頃カナウジで即位すると,たちまち国力を回復し,さらに四方を征服した。西はシンド地方のアラブと,東はベンガルのパーラ朝と境を接し,北はサトレジ川とヒマラヤ山脈までを,南はナルバダ川までを支配して,北インドの大部分を支配下においた。その治世は 50年に及んだ。
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