ボーマ(英語表記)Boma

改訂新版 世界大百科事典 「ボーマ」の意味・わかりやすい解説

ボーマ
Boma

アフリカ中部,コンゴ民主共和国(旧,ザイール)西部の河港都市。人口17万2000(2004)。コンゴ川河口から96km上流北岸にあり,より上流のマタディに次ぐ貿易港で,鉄道起点であり,車両や船舶の修理工場がある。おもな輸出品は木材バナナ,ヤシ油など。コンゴ河口に白人が建設した最初の町で,奴隷輸出港として発達した。1886年ベルギー国王の私領コンゴ自由国の主都となり,1908-26年までベルギー領コンゴの主都であった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「ボーマ」の意味・わかりやすい解説

ボーマ

コンゴ民主共和国西部の河港都市。コンゴ川河口から約100km,キンシャサ南西約300kmにある。木材,バナナ,コーヒー,カカオなどを輸出する。北方チェラへ鉄道が通ずる。18世紀以後奴隷貿易の中心地で,1926年までベルギー領コンゴの主都であった。17万1000人(2004)。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android