ポピーシード(読み)ぽぴーしーど(その他表記)poppy seed

翻訳|poppy seed

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポピーシード」の意味・わかりやすい解説

ポピーシード
ぽぴーしーど
poppy seed

ケシ(罌粟(けし)、芥子(けし))の実。昔から料理、菓子などの香味づけに使われてきた。ケシの未熟な果実にはアヘンが含まれているが、熟したのちにできる種子ポピーシードには麻薬性はない。種子の色は白色青色黒色とさまざまだが、黒いものが多く、煎(い)ったり焼いたりすると香ばしい香りを出す。パン、クッキー、巻き菓子、ケーキなどの焼き菓子に、また粉末にしてコーヒーケーキやパイの詰め物にも用いられる。種子は油を50%以上も含むので、食用油、また油絵の具用のけし油として使われる。

[齋藤 浩]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む