ポリイミド

デジタル大辞泉 「ポリイミド」の意味・読み・例文・類語

ポリイミド(polyimide)

イミド多数結合した主鎖をもつ高分子化合物総称耐熱性難燃性にすぐれ、電子回路絶縁材料として利用される。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「ポリイミド」の解説

ポリイミド
ポリイミド
polyimide

主鎖にイミド基


をもつポリマー.とくに芳香族のポリイミドは耐熱性の要求されるフィルムプリント基板,電線エナメルなどに使用される.代表的なものは,無水ピロメリト酸と芳香族ジアミンとの反応によるもので,短時間なら500 ℃ の高温に耐える.[CAS 26023-21-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のポリイミドの言及

【化学繊維】より

…ジメチルホルムアミド,ポリリン酸,濃硫酸に溶ける。ほかに,ポリフェニレントリアゾール,ポリイミド,ポリオキサジアゾールなどの耐熱性繊維がある。
[セルロース系半合成繊維]
 セルロースをアセチル化して有機溶媒に可溶のアセテートまたはトリアセテートを作り,それぞれアセトン,塩化メチレン溶液から乾式紡糸したものである。…

※「ポリイミド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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