日本大百科全書(ニッポニカ) 「イミド」の意味・わかりやすい解説 イミドいみどimide 酸イミドともいう。アンモニアNH3の水素2原子をアシル基RCO-で置換した化合物の総称。とくに二塩基酸から誘導される環状イミドをさすことが多い。スクシンイミド、フタルイミドが代表的な例である。二塩基酸の無水物をアンモニアと加熱するか、二塩基酸のアンモニウム塩を熱分解することにより得られる。弱い酸性を示し金属との塩をつくる。[山本 学][参照項目] | アシル基 | アンモノ塩基 | フタルイミド イミドの構造例 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「イミド」の意味・わかりやすい解説 イミドimido (1) 2価の置換基であるイミノ基 =NH のこと。 (2) イミノ基をもつアミドをイミドまたは酸イミドという。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報